教わる技術

教える技術と比べてあまり注目されないのが、教わる技術だ。
囲碁教室でよく出る質問がある。

「ここでどう打てばよかったですか」

正解を求める姿勢だ。お金を払い時間をかけているのだから気持ちはわかる。
だが「正解」や「効率」を求める姿勢は、教わる技術からいえば
まだ改良の余地がある。

「ここでこうしたかったのですが、私のこの手はどうでしたか」

時にこういう質問をされると嬉しくなる。
感触としては10人に1人ぐらいだろうか。
こういう質問が出来る方は「教わる技術」を持っている。

囲碁は勿論、他の習い事でもなんでも「正解」がないもの、
一つに定まらないもののほうが多い。
正解がない世界で上達するにはどうすればいいか。

いい手も悪い手も、とにかく体験することだ。
効率を重視しすぎないことだ。

そして「その場の正解」を教わるよりも、
体験した結果の路線上でのアドバイスをもらうことだ。

先生に自分への指導を「カスタマイズ」してもらえるようにする力、
それが「教わる力」だ。

「記:根本」

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

勉強法まとめ


囲碁の勉強法をまとめています。
強くなりたい人は画像をクリックしてください。

『週刊 上達』(無料メルマガ)


↑↑
マークをクリックすると登録ページに飛びます。
イベントの先行案内や、上達に関するコラムを毎週火曜の夜に配信しています。
無料ですのでお気軽にご登録ください。

少人数レッスン


少人数レッスンも行っています。詳細は画像をクリック!

YouTube


『上達の約束』YouTubeチャンネルの過去動画をまとめてあります。
対局や囲碁講座の動画をアップしています

イベント案内


↑写真をクリックすると今後の予定に飛びます
これまでの様子はこちらから

顔が見えるネット碁「石音」

ページ上部へ戻る