信頼できるところから種イモを取り寄せ、植える前に数週間
太陽にあてる「芽だし」を行い、土づくりもしっかりと。
素人らしく「謙虚」に「マニュアル」どおり、『インカの目覚め』、
『ノーザンルビー』と挑戦してきた。
結果は当欄でもお伝えしたとおり、インカは、いつまでも目覚めず、
ノーザンはピンポン玉ぐらいのが数個、という惨状だった。
―このジャガイモ、食べようと思ったら、芽が出ちゃってるんだけど
植えてみたら?
先日コカブの収穫が終わったばかりのエリアを指さしたつれの提案にも、
最初あまり乗り気ではなかった。芋の種類にも興味がわかない。
<そんないい加減なことで育つぐらいなら…>
2年前、散歩の途中で幼稚園の園内に「やさいばたけ」と
ひらがなで立札がある一角を目ざとくみつけ
―あれジャガイモじゃない?園児でも育てられるのね。
と直球を投げられショックを受けたのを思い出した。
せっかく乾いた「かさぶた」をまた剥がしたくはない。
―どうせここ空いてるんでしょ。埋めるだけ埋めたら?
つれのダメ押しに
<そうか。植える、じゃなく、埋めるか。>
埋めるだけなら失敗もないだろう、と、妙な納得をして、
土もつくらず芋も切らず、ただそのまま埋めてみた。
ダメ元なので特に気にかけず、放置して3週間が経った。
なんと2つとも見事に力強く芽を地上に出してきたではないか。
<やるな…。なかなかいい芽じゃないか。>
3年の経験をへて、この芽の段階で株の「勢い」と収穫への
「期待」を感じることができる。
めでたい、という言葉は「芽が出る」からきてるという。
この春、一番の「めでたい」がこれかもしれない。
結果は2ヶ月後、梅雨入り前に報告できる…はずだ。
記:根本
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