さて、夏野菜をひと通り植え終わって一段落、
というわけにはいかなかった。
昨年の5月の中頃のことだ。
地植えエリアでは、ミョウガ、人参、オクラ、枝豆、
ミニトマト、九条ネギ、ショウガ、サルナシたちが
それぞれ、自分の事情を訴えてきた。
ある程度大きくなるまでは乾かさないでね。
でも大きくなったら逆に水やりすぎないで。
中央アジア原産の人参だ。
最初の実がつく時だけ水をしっかりやって、あとは基本
水やりなしで頼みます。できれば雨よけ設置頼みます。
遠くアンデスからやってきたトマトだ。
窒素をふくむ肥料はいらないというマニアックな要望は枝豆。
どうやら根粒菌とやらが空気中の窒素を取り込んでいるらしい。
乾燥に弱いのではやくワラを敷いてほしい、出来れば
直射日光もあてないでほしい、と結構軟弱なお願いは
ミョウガとショウガ。
陽当たりはとにかくよければいいのかと思いきや、
ぼくは午前中だけ、私はあまりいらない、俺は一日中
あったら嬉しい…。
おい、みんなもともとは、耕したり水やりしたり、
肥料やってくれる人なんて誰もいないところから
きたんだろ。そんなわがまま言える身分か?
そんな声もむなしく響く小さな菜園に、
今日も朝から水やりに向かう人がいた。
ちょっとまだ早い、麦わら帽子をかぶって。
記:根本
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