ハザマを突かれた時の基本対応

ハザマを突かれた時の基本対応

今回はハザマを突かれた時の対応を紹介します。
実戦でよく現れる形なので、知っておくといろんな場面で応用できるでしょう。

(テーマ図)

白1と出てこられた場面です。
こんな時、皆さんはどう対応していますか。まずはやってはいけない対応から紹介します。

(参考図1)

級位者の方の碁でよく見かけるのが黒2と打ってしまうことです。
一度この形になると、左辺と下辺の黒はつながりません。

白3と出られ、黒4と打っても白5となります。
この状態はサカレ形という愚形の代表です。二分された黒に対し、白はすべての石がつながっています。

このあとで戦いが起きた時に、黒の方が競り負けやすくなってしまいます。

(参考図2)

黒3で左辺側から打ったとしても、やはり白4と出られてしまいます。
黒だけにキズが生じているので、これも黒が不利な状況です。

(参考図3)

ハザマを突かれた時は、黒2とケイマに打つのが基本対応です。
図1や図2のように直接オサエようとしないのがポイント。こうした手を「ケイマで外す」と表現します。

白3から5と切られますが、黒6と外側を補強します。
白8で1子は取られますが、左辺と下辺の弱い黒同士をつなげられたことの方が評価できます。

手数が少し長いですが、一度覚えてしまえばとても便利な手筋となります。

ハザマを突かれた時は、ケイマで外すと覚えておきましょう。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

勉強法まとめ


囲碁の勉強法をまとめています。
強くなりたい人は画像をクリックしてください。

少人数レッスン


少人数レッスンも行っています。詳細は画像をクリック!

YouTube


『上達の約束』YouTubeチャンネルの過去動画をまとめてあります。
対局や囲碁講座の動画をアップしています

イベント案内


↑写真をクリックすると今後の予定に飛びます
これまでの様子はこちらから

顔が見えるネット碁「石音」

ページ上部へ戻る