教える側の役割

優先順位を教える

こんにちは。囲碁講師の井桁です。

囲碁の上達において、今の自分が何を学ぶといいのか分からないという人は多いと思います。

本や動画を見ているけど、ちゃんと身についている感じがしない。
知識は多いけど、それらを活かせている感覚がない。
今やっている取り組み方で、果たして本当に強くなれるのか不安になる。

そういった状態でも勉強を続けていれば強くなれるのですが、明確な自信がもてないままでは、その続けることが難しいですよね。

なので私は、教える側としてまず今がどういう状況なのかを伝えます。
「あなたはこういう段階にいて、これとこれが課題なんですよ」と。

そしてまず解決すべき課題を明確にしてあげます。
複数の課題がある場合でも、一つに絞って伝えます。他の項目も共有はしますが、すぐに克服しなくて良いとも伝えます。

教える側にいる人は、その人が取り組む優先順位を共有することが、何より大切なのだと考えています。

その人の状況を逐一確認できるのが理想ですね。
まず解決すべき課題が克服できたのなら、その進捗を伝え、また別の課題と向き合っていただく。
そうして一歩一歩進んでいることを感じてもらうことで、結果的に上達という成果が実るでしょう。

囲碁を教えることがある時は、ぜひ優先順位を共有することを意識してみてください。

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