今回ばかりはちょっと「計画」したくなった。
はじめて2年を過ぎたウクレレ、年末の課題曲は「イマジン」だった。
この曲を調べていて驚いた。ジョンは江戸時代の禅僧、白隠に私淑していて、
その言葉「南無地獄大菩薩」から想起してこの曲ができたというのだ。
彼はこんな言葉を残している。
「僕にとって最高の詩は俳句であり、最も優れた絵画は禅画だ」
白隠の絵は好きで数年前に展覧会に足を運んだこともあるが、
まさかよちよち歩きの自分のウクレレにつながるとは、
想定外からもはみでている。これはもう、会いにいくしかない。
白隠に、である。
1月中旬、3年ぶりの囲碁合宿が行われた湯河原の先には沼津がある。
その2駅先、原という駅のそばにある松蔭寺、そこに白隠は眠っている。
原宿、といえば渋谷のそばを思い浮かべるかもしれないが、
東海道の「原」宿、は松蔭寺のすぐそばだ。
平日の正午すぎ、境内には誰一人おらず、物音もしない。
静かな対面となった。
事前にしっかり計画したという点で、当欄にはふさわしくない
かもしれないが、僕にとって大事なウクレレとぶらり旅、
この2つが「偶然コラボ」したというのは確かなことだ。
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