課題の根源まで気づけない
少し前まで皇居ランを習慣にしていました。
毎週金曜の朝7時に仲間で集まって、仕事前に走っていました。
起きるのは大変ですが、30分・5キロ走るだけで清々しい1日を過ごせます。
その中で一度、走っている途中から膝が痛くなってしまったときがありました。
皇居1周は5キロなのですが、半周くらいしたところから痛みを感じ、そこからペースダウン。
残り半周がとても長く感じたことを覚えています。
ラン後のストレッチの際、一緒に走っていた仲間に膝が痛かったことを伝えたところ、
「お尻の筋肉が凝り固まっているのが原因かもよ?」と返ってきました。
筋肉はつながっているので、膝に負担が来ているということは、そこにつながっている筋肉の状態が悪いからとのことでした。
問題の根源はどこか。
これはランニングや身体のバランスに関わらず、しっかりと見つめなければいけません。
囲碁の上達過程でも様々な課題に直面するわけですが、その根源にはなかなか気づけません。
級位者の方の悩みで、「石が死んでしまう」と挙げられる方がよくいます。
石が死んでしまうことの根本的な解決は「死活力を磨くこと」だけではありません。
それよりも「そもそも死活が関わるような状況にしないこと」が大切かもしれません。
死活力を磨こうと思うと、詰碁が勉強方法としてあります。
もちろん良い方法ではありますが、それだけだと思ってしまうと詰碁に取り組めなかった時に
「石が死んでしまう→解決できない→死活が苦手」と苦手意識が生じてしまうことにもつながりかねません。
それよりも自分の石を補強する際、一間トビなど中央へ頭を出すような手を打って封鎖をされないことが解決策になる時もあります。
これを意識するだけで、一気に石が死ななくなった方を多く見てきました。
一つの課題があるならば、根源の解決を意識してぜひ色んな方面から対策を考えてみましょう。
解決できれば、グーッと伸びる上達も実現できるかもしれません。
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