素人菜園帳(114)

山登りに夢中になっていた20代の頃、「八ヶ岳という山はない」
と知ってびっくりした。

50歳になってから知った「菜の花という花はない」も同じぐらい
インパクトがあった。

ハクサイ、キャベツ、カブ、大根、とアブラナ科の野菜は多いが、
これらの花はぜんぶ「菜の花」だ。

野菜の花が咲きそうになることを「とう立ち」というが、主役の
実がまずくなり、葉が固くなるやっかいものだと思っていた。

だが目線をかえれば、「主役交代」にすぎない。
エネルギーが集中される「菜の花」は、本家以上に甘く柔らかく、
そしてうまい。

以前当欄では、巨大な白菜ひと球よりも、ひと球から採れる
菜の花のほうが高値で売られているという話をしたが、
覚えておられる読者もいるだろう。

さて今年も、黒キャベツ(カーボロネロ)から菜の花が採れる
季節となった。ほかの野菜は終盤にかけて徐々に質が下がり、
こちらの気分もフェードアウトするが、奴ら、アブラナ科軍団
だけは違う。最終盤で見事な盛り上がりを魅せる。

ちょうど今が旬のホタルイカと一緒にガーリックで炒めて、
パスタにあえたら、極上のペペロンチーノが出来た。

美味さが一週間たってもまだ記憶にひっかかったままだ。

記:根本

*いまの囲碁教室で満足できない貴方へ
究極の個人レッスンを目指す『上達の約束』

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

勉強法まとめ


囲碁の勉強法をまとめています。
強くなりたい人は画像をクリックしてください。

少人数レッスン


少人数レッスンも行っています。詳細は画像をクリック!

YouTube


『上達の約束』YouTubeチャンネルの過去動画をまとめてあります。
対局や囲碁講座の動画をアップしています

イベント案内


↑写真をクリックすると今後の予定に飛びます
これまでの様子はこちらから

顔が見えるネット碁「石音」

ページ上部へ戻る