今回の旅では、「最高の親孝行」のカタチがひとつ見えたことが
収穫だった。物をプレゼントするよりも近年はなるべく
一緒の時間を過ごすようにしている。
今回のツアーを選んだのは、お袋が足立美術館に行ってみたい、
と長年言っていたからだったが、それだけではなく3日間、
かけがえのない時間が過ごせた。
そして思いのほか喜んでもらえたのは、
「昔話を訊く」
これが親孝行になるとは意外だった。
聞くではなく聴くでもなく訊く。
こちらから質問する、だ。
例えば自分が子供の頃の話。
親父の仕事の話。お袋が親父と結婚する前の話。
記憶とは面白いもので、ひとつきっかけがあると、次々に思いだす。
まるで大事にしまっておいた箱から宝物を取り出すように。
そのきっかけが「昔話を訊く」なのだ。
今まで一緒にいった旅行はツアーではなく僕が運転する車だった。
車の中での会話は1対1ではないからか、深い話になりにくい。
しかしツアーでは往復の新幹線など、隣同士の時間がたっぷりあった。
シニアは自慢話にならないよう気をつける癖がついている人も多いが、
こちらが聞いた質問に答える分には自慢にはならない。
親父に仕事の話をどんどん訊いていくと、時に嬉しそうな顔になった。
たくさん訊いて、その答えを聴く。
しっかり耳を傾ける。
これからも続けていこう。
毎週更新の動画「幸せの貯金箱」でこの内容を短くまとめています。
よかったら一度ご覧ください。
『最高の親孝行』
https://www.youtube.com/watch?v=ONOHT7m6Dvs&t=74s
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