詰碁を続けるためにできる工夫

詰碁を続けるためにできる工夫

こんにちは、講師の井桁です。

囲碁の勉強法の一つに詰碁があります。
形の急所を理解したり、読みの力を鍛えるためにとても有効です。
 
しかし取り組むにあたって多くの方が直面するのが、「習慣になるまで続けられない」ということです。

効果を体感しづらかったり、淡々と解くことに飽きてしまったりして、途中でやめてしまう人が多いのが実情です。
この記事では詰碁を続けるためにできる工夫を3つ紹介します。 
 

1・易しい問題に取り組む

詰碁が続かない大きな理由に、自分の棋力よりも難しい問題に取り組んでいるということが挙げられます。

詰碁の本を買う時は、たいていやる気になっている時です。
そのためつい背伸びして、少し難しいものを選ぶことが多くなります。

しかしこれは習慣化を考える上であまり良いことではありません。
詰碁を解くこと自体がただでさえ地道なのに、さらに難しいものにしてしまっては、つまらなくなってしまうでしょう。

背伸びせず、易しい問題集を選びましょう。

中級者の方であれば、初級者向けを選ぶ。
初段の方であれば、上級者向けのものを選ぶなど、自分の棋力より5級分やさしい本がちょうど良いと思います。
 
また「易しい問題で意味があるの?」と思うかもしれませんが心配無用です。
詰碁はくり返すことで感覚を磨ける勉強法なので、易しい問題でこそ力になります。
  

2・1日の問題数を決める

次にできることは、1日に取り組む問題数を決めるです。

気が向いた時だけやるのではなく、「1日○問」と決めて取り組みましょう。
日々の生活にルールを設けることで、なかば強制的に取り組むよう心がけます。

やる気が起きない日もあるかもしれませんが、だからといって一度止めてしまうと再開するのが億劫になってしまいます。
そうならないよう、1日3問など少なめでもいいので、問題数を決めて取り組みましょう。

3・間違えた問題をチェックする

 
問題集を進める上で、間違えた問題にチェックしておくのもオススメです。

詰碁はやれば必ず力になるのですが、それをなかなか実感できないのが実情です。
そういう時間が続くと、本当にやっていて意味があるのかと疑問を抱きかねません。

間違えたものにチェックしておけば、くり返し解いているうちに成果を感じやすくなります。
小さなことかもしれませんが、そういう部分に喜びを感じられると、習慣にしやすくなるはずです。

前進している感を得よう

ここまで詰碁を続けるためにできる工夫を3点あげました。

1・易しい問題に取り組む
2・1日の問題数を決める
3・間違えた問題をチェックする

方法は何でもいいので、続ける工夫にも目を向けましょう。
問題集を1周したら自分にごほうびを用意するのもいいかもしれませんね。

そうした工夫を重ねることで、自分が前進していることを実感しやすくなり、それが詰碁の習慣化につながっていくのです。

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