どこの世界にもガチ勢とエンジョイ勢がいます。
明確な定義があるわけでもないですが・・・
みなさん、自分がどちらに分類されると思いますか?
私は最近かなりガチ勢寄りです。
負けるとものすごく悔しいし、大会などでは時間制限(1局40分以内など)があるため、時間を節約するためにある程度布石を絞ってパターン化しています。
だから、基本的には私が囲碁を打つ目的は「勝つこと」です。
特に、人間の技量を超えたAIの打ち方に傾倒している人は、真理探究型とも言えるかもしれません。
一方で「自己表現」を目的としている人もいます。
自分の打ちたい手、見たい景色を描くこと。これもまた尊いことです。
人間らしい碁を打ちたい、という言い方をしているプロも少なからずいますが、こちらのタイプかもしれません。
上達する、というとここで言うところのガチ勢なのか、と言えばそうでもないと思います。
勝つためにももちろん実力は必要ですが、好きなことを好きなように表現することもまた、基礎の積み上げた先にあるはずですから。
ただ、自分が囲碁をすることで何を目的としているのか、それを意識して初めて上達する理由が生まれます。
努力は手段ですから、自分が囲碁をする理由をふと考えてみると、何かいいことに気づけるかもしれませんよ。
記 村上深
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