意識する。意識しない。

 

 

この前、友人と話をしていたんですが、まぁ~こいつが話がヘタなんです。

主語が抜けたり前提が飛んだりと、あたかも「自分のわかっていることは相手もわかってる」ように話すんですね。

知ってることのギャップを考えてしゃべれや!と言うと「そこまで意識して話すのはシンドイ」とのたまいやがって、このやろうは本当にもう、ってね。

 

ところで、この「意識する」っていうのが大変な作業であることは私も良く理解しています。

囲碁レッスンでも、よくこんな指摘をしています。

 

・相手の石を攻めながら、自分の地をどこに作るか考える。

・自分の模様を広げながら、相手の模様を削る。

 

などなど・・・。

このような指摘に対し良く返ってくる言葉は「言われるとわかるのですが、打ってると忘れちゃうんです」

 

僕は、これらの考え方を実戦中に考えているわけではありません。

無意識のうちに、そう考えるように脳に染みついています。

でも、意識せずにできるようになる前には、必ず意識していたに決まっています。

 

だから、言われたアドバイスは毎回「意識する」ようにしてください。

それが「意識しない」で打てるようになった時が、真に上達したと言えるでしょう。

 

~ 蛇足 ~

 

子どもが「プロを目指したい」と言ったら、この図を示します。

 

 

黒先でヨセてください。

当然のように正解の手が打てたら「まぁいいかな」と思います。

難易度としては低いのですが、こういう手が無意識に打てるようになる繊細さがあって初めて「プロを目指す」レベルの上達の素養を感じたりします。

 

記 村上深

 

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