あと10目足りない
少し前まで自分が全力で対局するたびに、ある現象が起きていました。
それは「10目ほど足りない負けが続く」というもの。
互先(ハンデなし)で勝負した時に、黒番・白番に関係なく10目前後足りずに負けることが続いたのです。
しかも自分としては、それまで理想通りの展開をすすめてこれた感覚があるのにです。
囲碁は最後までいけば一局だいたい240手くらい手数がかかります。
僕も高段者の端くれとして、最後の小ヨセの段階(200手目くらいから?)になったところで、どちらが勝ちそうかはだいたいわかります。
その200手まで理想通りに打っているので、気分としては「自分の思い通りになった!」と楽しく打っているのですが、いざ形勢判断してみると「あれ、こっちが悪い・・・。」という状況になることが多かった。
そういったことが立て続けに起きたので、不思議で仕方ありませんでした。
自分の感覚がどこかおかしいということ
他の原因もいろいろと考えてみましたが、要は自分が「良い!」と思っている感覚そのものが間違っていたということだと思います。
けっして知らない手を打たれているわけではありませんから、知識の問題よりは意識面の問題なのです。
自分が90点とこれまで思っていた展開は、実は80点(またはそれ以下)ということなんだと思います。
形勢判断の精度が低い証拠ですね。
こうなると今後90点の手をちゃんと打てるようになるためには、今まで以上に相手に厳しい一手を探す努力をしないといけません。
リスクが高そうと思って避けていたような展開も、ちゃんと選んで成立させていかないとです。
ということで自宅のベッド横・台所・トイレに詰碁の本を置いて、いつでも詰碁に取り組めるようにしました。
コツコツ続けていけば、一手の平均点も少しずつ上っていくことでしょう。がんばります。
あなたが最近伸び悩みを感じているとしたら、その傾向はどういったものがあるでしょうか。
一度振り返ってみると、次に取り組むべきことが見えてくるかもしれません。
課題がわからないときは、ぜひ『上達の約束』を活用してみてくださいね!
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