野菜で食べている部分ではいつも脇役だった。
それがついに主役に躍りでるときがきた。
野菜の可食部は主に3つだ。
ほうれん草や白菜のような「葉」と
トマトやきゅうり、ナスのような「実」と
さつまいもやニンジンのような「根」。
おっと「花」を忘れていた。
ブロッコリーやカリフラワーは花蕾だし、ミョウガは花芽だ。
もう一つ忘れていた。
「茎」である。
たしかにブロッコリーの芯とか、メインではない。
大事な葉や実をささえているわりに注目度は小さい。
それなのに文句ひとつ言わない。
たいしたことをしていなくても、見て見て!とすぐ発信する
素人菜園家は、見習わなければならない。
―忘れちゃ困るな。ジャガイモは茎だよ。
そうなんだが、土の中だし茎に見えないし。
―アスパラガスは?
あれは採れるまでに年単位で時間がかかるので
手を出しにくいんだ。だから今回似たものをつくってみた。
種まきから収穫まで2ヶ月。虫もつかず簡単だったよ。
茎レタス。
茎を食べるレタス、別名アスパラガスレタス。
葉が細く茎が太い。結球しないのにレタスだという。
―どれどれ、ひとつ食べてみよう。
上のほうの柔らかい葉も楽しめるらしい。
茎は皮をむいて細かく切って生のまま
葉とあわせてサラダでもよし。
―レタスのサラダなのに茎が主役とは面白いじゃないか。
短冊切りした茎を豚バラでまいて炒めるもよし。
たしかにアスパラに似た甘さも感じる。
―主役認定。茎がうまい!
中国原産の茎レタス、加工すると「山くらげ」になるそうだ。
今度つくってみよう。
記:根本
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