4ヶ月前に植えたニンニクが元気に冬越し中だ。
*昨年9月の植え付けの様子
素人菜園帳(36)http://jotatsu-promise.com/saien_36/
写真を比べるとわかるが、1m四方の地植エリアに25球が並ぶ。
よく見ると、手前2列の比較的大きな球が、そのまま大きな苗に
育っているのがわかる。
素人菜園では、ほとんどが種から育てるか、苗を買うかで
ニンニクのように球根(種球)を植えるのは珍しい。
面白い気づきだ。
最近存在を忘れていたのは、栽培期間が当菜園でもっとも長い
9ヶ月に及ぶのと、一度植えると地植えでは水やりも手入れも
いらず手間がかからないからだが、先日の糖度40の話で
そういえばうちにもあったな、となった。
年間を通して50種類を超える野菜果物を育てているが、
好きなもの上位3つのなかにこのニンニクがはいる。
まずはその名前である。
野菜なのに、ニクという。
えーっそこ~?
という声が聞こえそうだが、素人菜園家はこの、ちょっとした
ところを見逃さない。いばるほどのことでもないが…。
牛肉・鶏肉・豚肉・ニンニク、と並べても違和感がない。
おそらく肉ともっとも相性がいいからこの名前になったのだ。
そしていま育てているジャンボニンニク。
確かにその名のとおり種球1つは栗より大きいが、どんなに
すごいニンニクかと思いきや、実はニンニクではなくネギ、
リーキの仲間だというからずっこける。
これはニンニクよりも匂いがきつくないため、そのまま
焼いて丸かじりでもいけるようだ。
さらにニンニクは茎も葉も、春にとうだちした芽も
全部食べられる。大根やニンジンも葉は食べるが、
この全部まるごといける感は、ほかの野菜にはない。
栽培中の葉からも、ニンニクが強く香っている。
何より魅かれるのは、その手間のかからない成長過程と
収穫されたあとの主役感の、ギャップである。
かまって、と声高に主張するわけでもなく、普段はただじっと
体内に野菜果物ダントツの糖度を蓄える。
いざ陽の目を見たときには、野菜のジャンルを超えて愛される。
このニンニク的な生き方に、ひそかに憧れている。
記:根本
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