素人菜園帳(53)

先日、散歩途中に立ち寄った地産マルシェで
「キャベサイ」という見慣れない野菜を見つけた。

その名のとおりキャベツと白菜のかけあわせで
こういうのを「ハイブリッド野菜」というそうだ。

この言葉を以前から知っていれば、当欄でも
とっくに使っていただろう。

昨年の冬に育てたロマネスコ、別名カリッコリーは
ブロッコリーとカリフラワーの、

春に育てたスティックセニョール、別名茎ブロッコリーは、
ブロッコリーと中国野菜のカイランの
ハイブリッドだ。

なんだかお洒落な野菜を育てた気になる。

ハイブリッドという言葉は20数年前、自動車のエンジンで
使われ始めたのを覚えている。

こういう「なんとなくかっこいい言葉」は素人菜園家も
嫌いではないが、「僕は親父とお袋のハイブリッドです」
と言ったところで中身が洗練されるわけではない。
乱用は控えなければいけない。

さて今年のロマネスコは、昨年の大型プランターに2株植えから
進化させ、12号鉢(直径36cm)に1株ずつ合計4株育てている。
思ったより葉が大きく展開するので独立させた。

昨年、エサがなくなった冬場にヒヨドリが毎日のように
葉をついばんでいってしまったので、今度は網を一鉢ずつ
かぶせて万全の体制だ。

そっとその網をはずして中をチェックする。

―おっ、いたいた。

直径5cmほどの花蕾が葉に包まれて出来ている。
まだ小さいが岩場のフジツボのようにゴツゴツしている。
これが20cmになると収穫だ。あと2,3週間だろう。

―今年はどうやって食べようかな。
前回はカレー粉で炒めたのが美味だった。

この2つの「いいとこどり」のハイブリッド野菜、
ネーミングも自由でいい。

キャベサイやカリッコリーはわかりやすい。

コートだと暑いがカーディガンだと寒い。
そんなときに着るのをコーディガンというらしいが
通じるものがある。

一方スティックセニョールはわかりづらい。

なぜ英語とスペイン語の組み合わせなのか。
「MR.スティック」ではダメだったのか。
かけあわせたそれぞれを無視して、できあがったものから
つけたのだろうか。

では小松菜とチンゲンサイのハイブリッドは…

小松サイ?
チンゲン菜?

いや、「食べたい菜」だそうだ。

だから野菜は面白い。

記:根本

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