前に集中すればするほど、後ろがおろそかになるぞ。
と仏様から諭された。
399段、長谷寺の重要文化財「登廊」(のぼりろう)の
誰もいない瞬間を撮った。まさか自分が撮られているとは。
お参りするのに長い階段を登るお寺は多いが、こんなに長く屋根が
ついているのも珍しい。
何度か建て直されて現在残っているのは江戸時代と明治のもの
らしいが、この階段を千年前から大勢が登ったのは間違いない。
室生寺の700段往復をしたばかりで、少しバテ気味ながら
自分もその1人になったことに喜びを感じる。
登った先にある本堂(国宝)は徳川家光がつくったもので
長谷観音の根本像「十一面観音菩薩立像(重要文化財)」が
鎮座していた。背の高さが10mを超える大きさに圧倒された。
根本像というが、字だけ同じこちらの小ささがまたしても
浮かび上がることになった。
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