置き碁で上手の術中にはまってしまう!
置かせ碁(白の立場)での打ち方がわからない!
そんなあなたのために、いくつかのエッセンスをまとめようと思います。
私が白番の4子局です。
まだ始まったばかりですが、この局面ではAの打ち込みが非常に厳しいので、何かしら守りたいところ。
しかし、素直に1手費やして守るのでは、置き碁の白番としては無策と言えます。
実戦はこのように進みました。
白1~黒8まで、先手で左上の形を決めました。
1手費やすことなく守り、白9と大場に先行する・・・。
でも、実はこれはただの応急処置であり、上辺の白の構えはこけおどしです。
上辺は依然としてAの打ち込みは厳しい1手なのですが、黒さんはすでに打ち込みを諦めてしまいました。
局後「左上がポン抜きのような形になったので、ダメかと・・・」と。
確かに、このような弾力のある形はいくらか強化されている良い形の1つなので、そう思うのもわかります。
しかし、あえてそのような形を見せることで相手の積極策を封じる、ということが私の秘策の1つなのでした。
置き碁においては、上手は「どのように見かけを飾り立てるか」を意識し、下手は「それを見破るか」のせめぎ合いと言って良いでしょう。
世知辛い話ですが、勝負にこだわったらしょうがないのよね。
騙されないように、気をしっかり持ちましょう!
記 村上深
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