競争が激しい業界としてまず思い浮かぶのは飲食だ。
僕らはいつも、安くて美味しいものを日々探している。
提供する側も力の限り工夫する。
安くて美味しい。それは値段とネタ。
選ぶときの視点があと一つある。
それはギャップだ。
見たことないという普通とのギャップ。
そして、予想以上という期待とのギャップ。
お値段以上、は単なる宣伝文句だが、
予想以上、はちゃんと惹きつける力がある。
以前居酒屋で「刺身三点盛り」を頼んだとき、
出てきたものを見て、あっこれ頼んでませんと言ってしまった。
その皿には刺身が「三切れずつ」6種類並んでいた。
店員は慣れた様子で
「はい、これがうちの三点盛りなんです」とにこり。
値段を見て三点盛を頼んだら、六点でてくる。
嬉しくないはずがない。
海鮮の鮮度も量も申し分なかったが、
メニューで「ボケ」ているのがさらに好印象だった。
もう一つ。
阿佐ヶ谷の駅前から続くパール商店街に人気の
たいやき屋がある。
そこで目にしたのが
「たいやきの開き」
はじめて見たとき、?が3つ頭の中で点滅した。
なぜ開く必要があるのか。
アンコはどこにいったのか。
どんな味がするのか。
およげないたいやきくん。
素敵なボケだ。
子供の頃、たい焼きは皮が好きだったのを
思い出させてくれた。
ありがとう。
記:根本
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