あいつは最近地下に潜っている。
このセリフ、比喩でしか聞いたことがないが、
わが菜園では日々あちこちで進行中だ。
花が咲き枯れてしおれたあと、花の根元、茎から
薄紫色の子房柄が次々に伸びて地中を目指す。
無事潜るのに成功すると深さ5cmぐらいのところで
先端が膨らみ実をつける。
植物というのは土の中から陽光に反応して
地上を目指すものだと思っていた。
地下を目指す落花生。
どういう理由で、どういう進化をとげて、ほかと逆の
動きをするようになったのだろう。面白い野菜だ。
花が咲いたあと、すぐに株元にしっかりと「増し土」をほどこし、
子房柄が潜りやすいようにする。
土中のカルシウムが不足すると、空鞘(からさや)が多発する。
石灰か草木灰を全体に追肥する。マメ科なので地上部の成長を促す
窒素肥料は少な目がいいようだ。
小さな苗が最大級のプランター(長さ80cm、幅40cm)一杯に
広がった。この広がり方は当菜園で育てた数十種類の野菜で最大だ。
よく見ると、上のほうから子房柄が伸びていて、土に潜るまでには
かなり距離があるものもいる。届くだろうか。
プランターの縁から外に飛び出で宙ぶらりんのやつもいる。
このままだと土に潜れないので、中にもどしてUピンでとめる。
プランター栽培(5株)の収穫は2か月後だ。
ここまでは順調に成長している。
僕の期待とともに。
記:根本
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