自分の意志を信じすぎない
「囲碁の勉強を毎日の生活に取り入れたい人向けの、 『習慣碁』ってサービス名を思いついた。」
先日、ツイッターにこんな投稿をしました。
囲碁新聞「週刊碁」を真似しただけのネーミングなのですが、 意外にも多くの反応をいただけました。
それだけ悩んだことがある方が多いということなのでしょう。
仕事や家事などで忙しくしている人にとって、囲碁の勉強を習慣にするのはなかなか大変です。
1日の中でほんの少しでもいいから継続して囲碁に取り組むにはどうすればいいのか。
ポイントは自分の意志を信じすぎずに環境を整える工夫をすることです。
自分の意志は良くも悪くも上下しやすいもの。
最初のやる気を上げてくれるのはいいですが、そのまま維持するのはよほどの熱がないと難しい。
意志に頼って勉強量を設定しようとすると、その時のやる気に従ってつい背伸びした量から始めがちです。
余裕があるときはこなせても、それがなくなった途端、許容範囲を超えた量はストレスに感じてしまいます。
さらに悪化すると囲碁に取り組むこと自体が億劫になってしまいます。
意志だけに頼りすぎていると長続きしにくいんです。
対して環境を整えるとは、ストレスなく取り組める状態をつくることです。
最初から大きな量を取り組もうとせず、少しずつの取り組みを持続できるようにする。
方法はたくさんあるでしょうが、たとえば詰碁や手筋に取り組むのが大変ならば、まわりの囲碁仲間といっしょに取り組むよう呼びかけたり、枕元などすぐに手が伸びるところに問題集を置いておくのも対策の1つでしょう。
僕も最近になってある環境を整えました。
実家にあった脚付き碁盤を自宅に送ってもらったのです。
これまで使っていたペラペラの碁盤と違って、脚付きだと気分が上がり、並べていて楽しくなります。
もともと1日1局は棋譜並べをしていたのですが、より充足感を得られるようになりました。
習慣化のために環境を整えるとしたらどんなことができそうですか。
来年がはじまるまでに整理しておくと、気持ちよくスタートを切れるかもしれません。
囲碁の勉強を毎日の生活に取り入れたい人向けの、『習慣碁』ってサービス名を思いついた。
— 井桁健太(いげたけんた) (@syudengahayai) 2018年12月3日
記:井桁
*究極の個別レッスンを目指す『上達の約束』*
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