第一がなくても第二と呼んでいいらしい。
第二東名ができたとき知った。
外国語も同じだ。
第一外国語という言葉はなくとも
英語だとみな知っている。
そして第二外国語と呼ぶ言葉はある。
第二外国語が登場するのは
大学で単位を取るときと
就職面接で聞かれるときぐらいだ。
僕の第二外国語はフランス語だった。
単位のために仕方なくとった。
学びたいものを学びたい人だけ学ぶ。
そんな仕組みにできないものかと思った。
どの道を通ってもいい。
ならば第一・第二と名づけるのも分かる。
しかしそうでないものを第二と名づけるのはどうか。
最初から第一が決まっているのもなぜだろう。
就職面接のとき第二外国語を聞かれた。
自己紹介をフランス語でと言われると困るので
とっさに囲碁と答えた。
ふざけた答えだったが、何が身を助けるか分からない。
この冗談から面接の風向きが変わった。
面接官が囲碁部だった。
僕は1994年、囲碁をきっかけに入社し、
2004年、囲碁で退社した。
「eigo」から「igo」へ。
気づくと第一外国語を自分で変えていた。
「記:根本」
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