いわゆる五味(甘味・塩味・苦味・酸味・旨味)の中で、
当園をはじめて最も「新規開拓」されたのは甘味だ。
甘みの種類が糖分一種類、ひらたく言えば砂糖の量でのみ
甘さを判断していたのが菜園を始める前だった。
今では、甘みにもいろいろな「種類」があり、それぞれ
強弱だけはない「深み」の違いもあると気づき始めた。
長い人生航路の道中で大きな一歩だ、というと大げさだろうか。
果物や一部の野菜、トマトやサツマイモなど、は元々甘いもの
というイメージもあり、甘さの比較もしやすい。
いっぽう採れたて春キャベツの芯やニンジンやコカブなどに
「甘さ」を感じるとき、それはイチゴの甘さとジャンルが違う。
感動も異なる。字は同じでも別の甘さなのだ。比較はできない。
さて、前回お伝えしたとおり期待はしていたが、予想を大きく
裏切られる結果となった。
見た目はもちろん、生食した感じでも、目をつぶっていれば、
「すこし硬くて甘さと熟しが足りない桃」と答えただろう。
あの、かすかな甘さを感じて喜んだコカブを大きく上回る驚きだ。
もものすけ。
呼びやすく、育てやすく、食べやすい。
これはまいった。
即、当園レギュラー決定だ。
記:根本
「素人菜園帳」https://ameblo.jp/igo45
(当欄紹介以外のコラムも日々更新中!)
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