目のつけどころの鍛え方(7)

オレオレ詐欺を減らすにはどうしたらいいか。

前回出した質問に皆さんならどう答えるだろうか。

振り込む場所での徹底した注意喚起 →実施中
テレビCMなどメディアをつかった注意喚起 →実施中
おとり捜査など手法を駆使して検挙率アップ →実施中

色々と考えられる。

しかしこの犯罪が世に出て間もなく20年がたつ。
色々と対策をとっても一向に減らないどころか、
手口が巧妙化してますます増加、悪質化している。

なぜだろう。

それは「立場を変えて見ていない」からだ。

どうしてこの犯罪が減らないかというと
これが犯人にとっておいしいからである。
儲けと罰則のバランスが犯人にとって非常にいい。

中国における麻薬犯罪(死刑)のように、出し子だろうと
主犯だろうと極刑をもって対処できるようになれば
激減するのは間違いない。

ここでもう一つ。
「立場を変えてみる」と並ぶ目のつけどころの鍛え方、
「違和感を根にもつ」を登場させてみよう。

そもそもオレオレ詐欺は「詐欺」なのか。

以前からこの軽いネーミングと犯罪の定義に違和感があった。

僕らが詐欺といってまず思い浮かべるのは、
うまい儲け話にのってしまい騙されたというパターンだ。
もちろん騙される側が悪いわけではない。ただ、

「うまい話には気をつけろ」

と「詐欺」に対してはある程度、教育上、社会通念上、
予防できる。しかし、

「息子がピンチになった話には気をつけろ」

これには無理がある。
親は息子のピンチを心配するものだからである。

オレオレは詐欺ではない。
故意に心を傷つけお金を奪う強盗傷害だ。

心が傷つくとは、脳が怪我をするということ。
最低でもコンビニ強盗よりは重い犯罪だ。

騙す犯罪=詐欺、というところで思考停止していることに
気づかないと犯罪は減らない。

「立場を変えて見る」
「違和感を根に持つ」

目のつけどころを鍛える2つのワザを駆使することで
社会問題の解決の糸口が見えてくる。

7年前、「海外赴任中の弟がピンチ」の話に慌てた母が
50万円を振り込んでしまった。

他人事だったはずのことが家族におきたことで、
怒りとともに自分の頭が動きだしたのを覚えている。

「記:根本」

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