捨てる勇気をもて

石は取らせてもいい

次回の『上達の診療所』の講座では
「捨石」を取り上げます。

囲碁をはじめた頃から、

基本的に弱い石やアタリの石は逃げると教わってきていることがほとんどなので、
いきなり「捨てたほうが良い」と言われても難しい。

石をあえて取らせることに、
不安や抵抗を感じる人も多いはずです。

 
捨石にはいくつか段階があります。

囲碁をはじめて比較的すぐに触れるのは、
手筋の「ウッテガエシ」でしょうか。

一つの石を取らせることでダメをつまらせ、それ以上の石をとる。

捨石と聞くと、上級者の手筋に思う方もいるかもしれませんが、
実は初級者の方にとっても身近な問題なのです。

中級者になると
実戦でも捨石を活用できるチャンスが出てきます。

まずはそこに気づけるかどうかがポイントになります。

上級者になると、
もっとも得できる捨て方はどういう手順か考える。

「2子にして捨てよ」という格言があるように、
まずは2子にするメリットを理解することが捨石の基本です。

さらに3子以上にして捨てられれば、
立派な有段者と言えるでしょう。

 
僕は中・上級者の段階で苦戦しました。

「はたしてどういう取られ方なら、
 うまく捨てられたと言えるのか」

という評価の仕方について
自分だけでは判断ができなかったからです。

自分では捨てたつもりでも、
思いのほか得できていなかったり、

「いや、それは単に取られているだけだよ」
と上手の方から言われてしまったり(汗)

ただ少しずつ慣れていくにつれて、
捨てる楽しさを知るようになり、

それまで以上に囲碁の魅力に気付けたのも事実です。

一度コツを掴んでしまえば、

攻めから守りまで、
着手の幅を広げられることは間違いありません。

当日の講座が「捨てる勇気」をもつきっかけになれば幸いです。

※申込はこちらのフォームから。
その際、目安として棋力も教えてください。

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