素人菜園帳(91)

芋ほりを楽しみにしている小学生の女の子が2週続けてうちにくる。
その前に試しに抜いた2本は無残にも太った「根」でしかなかった。

この素人菜園最大のピンチ第一幕は、先日無事乗り切った。

―えっ、あれ以外はちゃんとお芋が出来てたの?

いや、違う。

―じゃあ、ひょっとして、もしかして、買ったお芋を埋めたの?

それも違う。(何度かしようとしたけど)

伝家の宝刀「期待値のコントロール」を抜いたのだ。
試し掘りの写真を事前に送り、芋はまったくできなかったことを
伝えておいた。

コロナ禍で1年以上もうちに来てなかったことも幸いした。
つれの姪っ子(小学2年)は、芋ほりよりも、久しぶりに
つれに会いたいと言ってうちに来た。

こうして「期待させず」いちおう、3本の芋ほりをさせてみた。
これは芋ほりじゃないよ。芋のつる抜きだよと言いながら。
すると…。

なんと2本「芋らしきもの」が顔を出した。

掘っているのが女の子、それも小さな手だったことも味方した。
一度に苗を引き抜くことはできず、周囲から徐々に、丁寧に
掘り進めた。

―おっ、ひょっとして、あれ、ほんと?

土の中から、小さな手の先に、多少大きく太く見えるお芋が
顔を出した時、彼女は一気に笑顔になった。
僕らも彼女の両親も皆、大盛り上がりだ。

これがもし試し掘りしていなかったら、真逆のリアクションと
なったのは間違いない。採れた芋は市販レベルのものではない。

しかし、よく考えてみると(よく考えなくてもだが)、
素人菜園家はお芋農家ではない。笑顔が増えればそれでいい。

残りは7本。後半の今週末には、天気がよければ
僕の姪っ子2人がやってくる。

もちろん同じように「宝刀」は使う予定だが、
どんなドラマが待っているか、楽しみになってきた。

記:根本

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