本格的な菜園は昨年からだが、
トマトを育て始めて5年になる。
大玉トマトはむずかしいので、全部ミニトマトか中玉トマトだ。
いままで育てたのは、ホームセンターでよく見かける
ルビーノ、アイコ、シンディーオレンジなどだが、
今年は初めての品種ばかりを狙った。
最初に買ったのは、「シュガリーテール」。
その名のとおり甘いミニトマトだが、わき芽をかかず
放任で育てられ、しかも1mほどまでしか大きくならない
というのがヒットした。
苗はネットでも売っておらず、種から挑戦した。
15粒で千円もした。1粒がこんなに高いトマトはほかに知らない。
次に選んだのは「アマルフィーの誘惑」。
これは文字どおり品名に誘われ気づいたらポチっていた。
販売者の勝ちだ。
エロティカコレクション
セレブが愛するセクシーな甘さ
また探したくなる官能的な美味しさ
なっなんだ、これは…。
トマトの説明文とは思えない。
しかもなんでアマルフィーなんだ。
育てて確かめるしかない。
思えば僕はネーミングに弱かった。
昨年末、伊勢に旅行にいったとき、「ぜんざいさん」
という商品が気になり、恐る恐るお土産にした。
それほど高くはなく、ただのぜんざいで、
わざわざ伊勢で買う意味がないかもだが、心をもって
いかれたのだから仕方がない。
先週アンテナショップで見つけた「神社エール」は、
大好きな糀の甘酒に生姜が入ったものだった。
なぜ神社かがわかればすぐに買い物かごに入っただろう。
神田明神が出している「神社声援(ジンジャーエール)」
もちょっと気になっている。
さていまテラスではこのアマルフィーの花が五段目まで咲き、
すでに一段目、二段目の実は大きくなりつつある。
そういえばあの一行目の宣伝文句、エロティカコレクションの
コレクションとは何だろう。トマト以外の野菜もあるのだろうか。
こういう時は調べないで、ちょっとひっかかったままの状態を
楽しむことにしよう。
じつはいまテラスには、かいたわき芽を土に挿して育てた
「アマルフィー2世」が4鉢並んでいる。
果実を口にする前から、コレクションをつくりたくなる。
そういうことなのかもしれない。
記:根本
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