私たちは心の中に「気づきの泉」を持っている。
泉の底は、最初は土でできているが、
次第にコンクリートで固められる。
この工事は「暗記学習」とよばれ、
固まった底は「固定観念」という。
水が浸みこまないようになり、
見かけの泉の大きさは保てる。
もうおわかりだろう。
「上達する」過程では、誰でも最初暗記からはじまるが、
同時に自由に考える力も奪われていく。
やっかいなことに、それは自分では気づかないところで
ひっそりと進行する。
まずは泉の底の解体工事から始めよう。
土に戻して湧き水が出るようにしよう。
湧き水は、いつ沸いてでるかわからないが、
人を魅了するミネラルに富んでいる。
この良質なサプライズは、上達する喜びを生み、
さらに上達しようという心のガソリンとなる。
「記:根本」
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