目のつけどころの鍛え方(3)

流れゆく大量の情報の中で、ふと立ち止まり考える。

これが「目をつける」ということだ。

目をつけたところが周囲に軽い驚きと共感を与えると
「目のつけどころがいい」となる。

では、どこに目をつけるといいだろう。
答えは本には書いてない。自分の中にある。

それは「違和感」だ。

あれっと自分が感じた瞬間を見逃さず、いつまでも根にもつ。
変な人と言われようが、暇だねと言われようが関係ない。
効率も正解も求めない。

徹底的に「違和感」を根に持つ。

「目のつけどころ」の芽はタケノコ掘りのように
サインはわずかだ。いったん見つけたら忘れないように
印をつけるといい。

例をあげてみよう。

大学生のとき、初めての海外旅行で帰りに土産を買い過ぎて、
空港で超過料金をとられることになった。体重が倍ありそうな
となりの巨漢の荷物は、普通のリュック1つでそのまま
チェックインしていた。

ちょっとずるいなと思った。
飛行機にかかるコストは、専有面積と総重量の関数ではないのか。
ならば超過料金かどうかは体重と荷物をセットにして決めてほしい。

新入社員のとき、残業で終電になったが月曜だったからか座って
帰れたことがあった。同じ週の金曜日も終電になったが、朝の
ラッシュよりもひどい混雑ぶりだった。

なんで夜なのに、朝より疲れているのにこんなに混んでるんだ。
ひどい鉄道だと思った。

電車の運行コストは、一週間に何本走らせるかではないのか。
ならば終日ダイヤを平日と休日にわけるのではなく、
朝だけ平日と休日ダイヤに、夜は木金とそれ以外の2つにわけてほしい。

どちらも「あれっ」と思ってから四半世紀、ずっと根にもっているが
まだサービスとしてお目にかかったことはない。

だがこうして自分の記憶の中につけた印は、別のジャンルや
経験の中できっと活きてくると信じている。

「記:根本」

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『目のつけどころはシニアに学べ』根本明 著

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