教える側の技術も大事だが、
上達するのに不可欠なのが本人の「やる気」なのは言うまでもない。
ではどうやってそれを喚起するのか。
正解はないが、ほぼ全員にあてはまるのが「檜舞台」だ。
特に初級者の頃に有効だ。
ピアノの発表会や野球の対外試合、絵や習字の展覧会、色々と浮かぶ。
囲碁では「団体戦」がおすすめだ。
以前僕のサイト『石音』では、1チーム25人、8チーム、
合計200人でネット上の団体戦を開催していた。
各チーム25級から七段までいて、全員が自分の都合に
あわせて月2局ほど打って、チームの勝利を目指す。
直前には高段者が同じチームの級位者を教える。
チームの勝敗がかかる20級と18級の対戦を、
50人が固唾をのんで見まもるという光景が、毎晩くりひろげられた。
「胃が痛くなるほどのネット碁」を経験した2人は
あっという間に1桁級に上達した。
勝った喜び。負ける口惜しさ。
それを生みだす檜舞台。
これが最高の「心のガソリン」だ。 「記:根本」
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