あることを習熟しようとするとき、
カギをにぎるのは「発散と収束」だ。
できるだけ広くアンテナをはって
そのあとできるだけ小さな範囲の興味に収束する。
その落差は大きければ大きいほどいい。
たいてい、効率をもとめて最初から収束をめざすが、
そこに落とし穴がある。
最初は出来る限り広げるのが肝心だ。
「河豚は4,5日寝かしてからネタにする。
鮮度が抜けると質が残るから」
こんな話を寿司屋で聞いたとき、普通であれば
「へぇ」で終わるところだった。
だが僕はいま、すべてを「シニア」に収束する習慣がついていた。
この大将の言葉はその収束ボックスを十分に刺激した。
広げて閉じる。
その繰り返しの『思考の筋トレ』が上達を生む。
「記:根本」
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