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目のつけどころの鍛え方(6)
- 2018/11/12
- 目のつけどころの鍛え方
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目のつけどころを鍛えるには、違和感を根に持つといい。
その時は調べないのが大事だと前回つたえた。
2番目の目のつけどころの鍛え方は、「視座を変える」だ。
視座を変えるとは、立場を変えて見るということ。
対局中の「棋譜見せて」や将棋の「ひふみんアイ」は、
相手の立場から見て新しいアイデアを探す苦肉の策といえる。
あまり知られてはいないが、社会では多くの新しいサービスが
この「立場を変えて見る」から生まれている。
簡単にできるわりに多くの人が気づかない。
目をつけるにはもってこいのワザなのだ。
「世界一の朝食」で有名になった神戸のホテルが
朝食に目をつけたきっかけは、チェックアウト時間を
守らない客対策だったという。
ふつうホテル側にたって注意喚起の方法に目が向くが、
「美味しい朝食を提供すれば客は喜んで起きる」は、
立場をかえて客から見たからこそ生まれた発想だ。
そういえば、『上達の約束』も「立場をかえて見てみよう」
から1年前に始まった。
囲碁教室ではふつう先生の「教え上手」に目がいきがちだが、
どうしたら生徒が「教わり上手」になれるだろうかと考えた。
ゼロからスタートした教室がこれから伸びるかどうかは、
この目のつけどころにかかっている。
それでは、この10数年ずっと世間を騒がせ続けている、
この問題はどうだろう。
「オレオレ詐欺を減らすにはどうしたらいいか」
もちろん「調べずに」自分なりに考えてみてほしい。
「記:根本」
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