素人菜園をやるようになって、KYに気をつけている。
KYは「空気が読めない」でよく登場する。
「危険を予知する」という意味もあるらしい。
たしかに家の中では、つれの機嫌を損ねないように空気を読み、
ときに、爆発の危険を予知する力も求められる。
しばしばこの力が故障して痛い目にあっている。
だがいま、身につけたいのはそのKYではない。
「気温を読む」だ。
最近NHKのニュースをつける時間が3分早くなった。
朝7時でも正午でも夜7時でも、始まる直前は天気予報だ。
自分に直接関係するかどうか、でいえばトップニュースの3分前が
本当のトップニュースだ、と、まじめに思う。
社会人として壊れかかっているかもしれない。
手もとの記録によれば、6月4日から今日まで28回あった
パッションフルーツの開花が8月10日から9月17日まで
飛んでいる。今年は梅雨明けが遅かった。
30℃以上の高温が続くと開花や結実を休むと本に書いてある。
まさに最高気温が30℃をしたまわったとたん、また花が咲いた。
花の形状から「時計草」の別名があるが、「温度計草」でもいい。
昨日ジャンボニンニクを植えた。
もう猛暑がもどることはないはずだ。
マイブームの「KY」を発揮したつもりでいる。
ニンニクは、ある程度の温度に下がらないと芽を出さない。
ふつうの作物と逆なので注意が必要だ。はやく植えすぎると、
土の中で眠っている時間が長くなり病気のリスクが高くなる。
料理好きのつれは、このニンニクを相当楽しみにしている。
昨年は7株育てて半分こだまのプチ失敗だった。
面目躍如を果たせるか。
今回エリアを一挙4倍、1m四方に拡大した。
結果がわかるのはずっと先、来年の6月だ。
貴重なエリアをこれから9ヶ月も占有する。
もし新KYを使った大胆な作戦が失敗に終わったら、
と思うとこれから昼も眠れぬ日が続く。
故障しがちな旧KYを鍛え直すしかないだろう。
記:根本
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