―これを育てるのはさすがに無理だろうなぁ。
スーパーの野菜売り場でいつも思う。ネギである。
それも関西の葉ネギではなく関東の根深ネギ。
深谷や下仁田のものは、太く大きく甘い。
その立ち姿にはほれぼれする。
育てるには、軟白栽培といって、土を深く掘り上げて穴をつくり
立てかけるように置いた茎に土をかぶせ、太陽にあてないように
成長させる手間がかかる。
なぜ無理か。技術が足りないのはもちろんだが、素人菜園の
地植えエリアの下には、ガス管、水道管などが張り巡らされている。
家をたてるとき、深さ30cmまでは新たに黒土を入れ替えた。
その深さを越えて穴を掘るのは危ないのだ。
だが葉ネギは大きさもそこまでではなく、また、途中で何度も
繰り返し収穫できるので常連となっている。
九条ネギが3つのプランターで50本ほど植わっている。
まだ大きくはないが、ここまでくるのに種から7ヶ月かかった。
ユリ科の野菜、ニンニク、玉ねぎ、葉ネギはどれも収穫まで
時間がかかる。「球」ができる前者2人はわかるが、ひょろっと育つ
葉ネギは少し時間がかかりすぎだろ、とつっこみたくもなる。
じゃがいもは3ヶ月、さつまいもは4ヶ月もあれば立派にできる。
ふつうに考えると葉ネギは1ヶ月半ぐらいでいけそうだが。
5回、10回と収穫しながら、都度再生してくるお得感もあるが、
それよりも、こうした常識がこわれるとき、何にも代えがたい
得した気分を味わっている。
記:根本
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